住友商事 社長 上野氏/CAO 江田氏 対談出演

2024.12.09 インタビュー

ダイヤモンドオンラインの企画で、住友商事の代表取締役の上野さんと常務の江田さんと対談する機会をいただきました。
お二人ともグローバルな視点を持ち、事業戦略や採用・人事戦略について幅広く語られる姿が非常に印象的でした。


上野さんは1982年に住友商事入社後、30年ほど鋼管ビジネスに携わり、その後、資源・化学品、エネルギー分野で部門長を歴任され、今年4月に社長に就任されました。江田さんは、インテルでマーケティング本部本部長、社長を歴任され、世界経済フォーラムの日本代表を経て、昨年に住友商事に参画されました。

お二人の豊富な経験とグローバルな視座が、住友商事の未来にどのような形で活かされるのか、非常に興味深い対話となりました。


「NO.1事業群」戦略など、これからの住友商事の事業としての方向性についても色々とお話を伺いましたが、個人的には上野さんのリーダーシップの取り方や社風や文化についてのお話が特に興味深かったです。
住友商事では、上野さんが大きな方向性を示しつつも、現場からのボトムアップによって戦略を磨き上げるスタイルをとっています。
同じ総合商社であっても、伊藤忠商事のように岡藤会長や石井社長を中心として力強く進めていくスタイルとは対照的に思いました。


採用面でも、住友商事は大胆な取り組みを進めています。
キャリア採用を強化する一方で、新卒採用では「WILL選考」という新たな手法を導入しています。
この選考では、初期配属を入社時に確約することで、これまで商社を敬遠していた理系大学院生など新たな層へのアプローチを可能にしています。
こうした採用の柔軟性は、住友商事が社会の急激な変化に対応し、長期的な成長を目指している姿勢の表れだと感じました。


今回のインタビューを通じて、住友商事が事業戦略や採用戦略において時代の変化に柔軟に対応しつつ、組織全体で継続的な成長を目指していることを直接肌で感じることができました。


このような戦略やリーダーシップの違いが、3~5年後にそれぞれの企業にどのような成果をもたらすのか、今後の動向に注目しながら楽しみにしていきたいと思います。

ダイヤモンド・オンライン会員限定動画ですが、対談は以下からご覧いただけます。

住友商事トップが明かす「成長戦略・採用戦略」の全貌、ライバル商社にはない住商の「強み」とは?

Back to Top メルマガ登録 キャリア相談